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精神科看護師の悩み「体力的問題」に迫る【精神看護研究サイト】

体力的問題

精神看護はなぜ体力がいるのか

精神科看護師の悩み、続いては体力的問題です。精神科の経験がない看護師さんの中には「寝たきりの人が多い病院で体力がいるのはわかるけど、どうして精神科で体力が必要なの?」と思われる方もいるかもしれませんね。
精神科に入院している患者さんには幻覚や錯覚といった「せん妄」が見られるような方がいます。その患者さんがパニックになったとき、力で抑え込むには相当な体力が必要です。精神科看護に男性看護師の手が求められる大きな理由もここにあります。もちろん全ての患者さんにせん妄が見られるわけではないですし、体力がないと働けない診療科だとあきらめる必要は全くありませんが、体力があるに越したことはないでしょうね。

体力勝負な現場の「リアル」

【精神看護でまさかの筋肉痛】
急性期病棟には突然暴れ出してしまうような患者さんが少なからず入院されています。本気で人が暴れるとき、どれくらいの力が出るか皆さんに想像できるでしょうか?たとえ暴れている方が年配の女性であったとしても信じられないくらいの力が入ります。相手がまだ若い男性ならなおのこと。女性看護師一人では到底太刀打ちできません。看護師サイドとしては全力で押さえることになってしまうため、次の日には腕が筋肉痛ということだってあります。
【精神力・忍耐力も体力のうち】
他の病棟以上に精神科病棟は気を使うことが多いです。その理由は、無意識のうちに発した言葉一つで患者さんの気持ちを大きく左右することになりかねないから。反対に、心無い言葉を患者さんから浴びせられることもあります。時には物を投げつけられることも…。ある程度は慣れますが、気持ちの良いものではありませんよね。正直、精神力・忍耐力がないとなかなか続けられない仕事です。メンタル面が弱ると体調を崩しかねません。精神面・忍耐力も体力のうち。精神科で働く看護師は毎日元気に活躍できるよう、気持ちをしっかりキープしながら日々の業務に挑んでいくことが大切です。

体力面で悩んでいる看護師の声

実際精神科病棟で活躍している看護師たちの、体力面に関する悩みを挙げてみました。
【夜勤時も目を離せない患者さんが多くて油断できない】
「精神疾患を患う方は、昼夜逆転した生活リズムになってしまっていることが多くて、夜勤時にも患者さん対応であたふた。精神科は昼夜問わず緊張感が走るので、仕事が終わる頃にはもうくたくたです」
【興奮状態にある患者さんを制止するだけの力がない】
「『体力面』というか『パワー』の話になってしまうのですが、興奮状態に陥り、暴れ回っている患者さんをベッドに向かわせるだけの力がありません。一人の患者さん相手に看護師3人がかりなんてこともあります。精神科での看護業務を通して少しは力も付いてきたように感じてはいるのですが、十分な体力がある!と自信を持って言えるには相当な筋力トレーニングが必要かも!?」

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